結婚と恋愛は別物だ。
恋愛の延長線上に結婚があるというのは大きな間違いだ。
結婚したいなら、結婚するための手段として恋愛をしろ。
恋愛は瞬間的なもので、結婚は大局的なものだ。
トキメキや、一目惚れ、興味、いろんな一瞬の感情を切り取って、「好き」となるのが恋愛で。
結婚は、「この人と良い家庭を築けそうだな」と未来のことを考えて判断するものだ。
だから、恋愛の延長線上で、一瞬の好きに目が眩んで結婚してしまうと、「こんなはずじゃなかった」「好きだから何でも許せると思ったが、そうでもなかった」みたいなジレンマに陥る。
逆に、恋愛の延長線上に結婚があると思っている人が、結婚に適した人と恋愛すると「なんか物足りないな」「トキメキが欲しい」と感じるだろう。
恋愛は振り回される。
結婚は共に安定する。
恋愛は盲目になる。
結婚は視点が増える。
恋愛は苦しいものだ。
結婚は幸せなものだ。
でも、恋愛をすることで、己が掻き回されるので新たな発見がある。
だから、若いうちの恋愛はしっかりしろ。
たくさん悩んで泣いて、喜んで、目まぐるしく変わる自分を確かめるのも悪くない。
そして、恋愛を一通りして、自分の感情を全て出し切って、自分の恋愛での心の変域が分かったら、それ以上恋愛をする必要はない。
基本、付き合うのは3人までかなと個人的に思う。
それ以上恋愛して付き合っても、目新しいものがほとんどないと思うので。
そこから、結婚でも、1人で生きるでも、判断したらいい。
一瞬を切り取っていく恋愛と、愛情を育んでいく結婚、どちらも取る、と言うのはあり得ない。
切り替えようにも、最初に相手を選ぶときの視点があまりにも違い過ぎるから。
恋愛も結婚も、どちらも人生にはあった方が良い。
最初から結婚を前提に相手を選んでいたら、迷いが生じただろう。
恋愛も結婚も、どちらも人生のほんの一部だ。
する必要、無いと言えば無いが。
自分の心を動かすことで得られる気付きは存外大きいものだ。
私はこれ以上恋愛することは無い。
恋愛をやり切ったので。
過去の恋愛がぶり返すことはあるかも知れないけど。
でも、それは過去の感情の揺り戻しで、決してそのときの感情でないことを分かっている。
辛い恋愛もあったが、これまで何度か恋愛して良かったと思う。
そして、今、旦那と結婚して良かったとも思う。
人生楽しんでこうな。
ファイトやで。