ゆかり徒然日記

鬱病から引きこもりにランクアップしたアラサーのブログ。

精神科卒業しました🎊

不安障害(パニ障)とか諸々が良くなったので、医者と相談して精神科を卒業してきた。

何の治療が効果あったのか、何の治療が効果が無かったのか。

また、治療前と治療後で何が変わったのか整理しようと思う。

 

①効果のあった治療〜薬編〜

あまり依存性のない薬を中心に処方してもらった。

理由は、親がリタリンとか強めで中毒性の高い薬で治ってないのに治ったと思い込んだり、マイスリーでの夢遊病もかなり酷かったので。こうはなりたくないなって。

中でも飲んでよかった薬を挙げる。

・デエビゴ

第一選択薬になることの多い、新薬系の睡眠薬

飲んだら1〜2時間程度で深く寝付ける。

躁鬱っぽいというか、気分に波がある人に睡眠薬はオススメだ。

切れるのが早いのか早朝に目覚めるが、躁っぽい時は寝れても1-2時間で目覚めてしまうので、かなりマシになる。

薬を使うことで毎日決まった時間に寝付け、元々は数ヶ月続いていた躁っぽい時期を1週間程度で終わらせることができた。

のでその後の鬱もめちゃくちゃ軽くなった。

躁っぽいなって思ったら2週間程度続けて使用していた。

 

・タンドスピロンクエン酸

抗不安薬

飲み続けると、多少落ち込みからの立ち直りが早くなる。

脳内のセロトニンを少し増やしてくれるので、自己嫌悪を引っ張らなくなるというか。

何で小さいことをあんなに引き摺ってたんだろうって思えるような。

落ち込みやすさは変わらないけど、そこからの切り替えが早くなるというか。

健康な人はこんな感じなんだなぁと思って、服薬辞めた後も落ち込んでる時に自分を客観視出来るようになった。

特に離脱症状も無かった。

 

②効果のあった治療〜心理療法編〜

医者のアドバイスで自分で実践したことで良かったことを挙げる。

・ブログ

このブログ、医者に「Twitter辞めたのは痛かったね。気持ちを吐き出す場所は必要。またやったら?」と言われて始めた。

自分の考えてることを文章化して、出来るだけ前向きに昇華しようとすることで、自己理解が深まって治療につながった。

日々の生活で嫌だったこと、自分の気持ち、どう考えれば良いか、文章にして客観視することは大事だと思う。

 

・益田裕介さんのYouTube

精神科医のやってるYouTubeチャンネル。

特に、質問コーナーというか、YouTubeライブがよかった。

他人の悩みと、それに対する精神科医の答えみたいなものを聞くことで、自分の悩みを客観視出来た。

ライブだけは欠かさず見てた。

 

・月一以上の診療に通い続けること

月一精神科に通い続けたのが良かった。

自分の小目標と達成したこと、自分の心理状況や問題について話せることで、より自己理解が深まった。

自分1人でも治せたかもとは思うけど、専門家に聞いてもらうこととか、進捗を把握してもらうこと、意見をもらって背中を押してもらうことはかなり励みになった。

続けることが大事。

 

・運動

医者の勧めで運動したほうがいいよとあったのでジムに通った。

運動してる間はそれこそ瞑想というか、その場その場のことを考えるので、余計なこと考えずにリフレッシュできた。

寝つきも良くなった。

 

③合わなかった治療

・クエチアピンの頓服

気分エピソードの再発抑制に効く双極性障害用の薬。

社交不安が強く、人と喋れず家に引きこもっていたときに処方してもらった。

不安になりそうな時に飲むと少し楽になるらしい。

不安な時に頓服する用で貰ったが、傾眠とめまいが強過ぎて、30分後にその場で眠ってしまった。

効果は多少あったが副作用が強く出過ぎた。

 

・呼吸法

気分を落ち着けるための呼吸法を習った。

内容は忘れたが、何度か試して何も変わらなかった。

というか、そもそも不安になった時咄嗟に呼吸法出来るような環境があるほど人間暇じゃないんだよな。

 

④治療前と治療後で変わったこと

初期の段階は、本当に家から出れなかった。

人が怖くて、3ヶ月以上友人からの連絡も無視して、ご飯も食べず、掃除もできず、お風呂もほとんど入らず、一生ベッドの上で廃人みたいになってた。

体は痒くて髪はベタベタで今より5キロ以上痩せてた。

首吊りのロープが部屋につられていて、親や社会への罪悪感とか、そこから来る死にたさとか、色々人生終わってた。

自分のことは嫌いだった。人のことも嫌いだった。

 

治療後は、まだちゃんと働けては居ないが、外に出たり友人と普通に接することができるようになった。

お風呂も入れて、日常生活を送れるようになった。

ロープは捨てて、親も捨てた。

自分のことは好きでも嫌いでもなくなり、人のこともある程度ドライに捉えられるようになった。

それで、人と目を合わせること、人と会うことがそんなに苦痛でなくなった。

少しずつ資格試験の勉強など出来ている。

 

⑤まとめ

治療前というか、そもそも人生の大半を死にたく過ごしてきたし、人に対して怒りとか、自分に対して憎しみとか、頭の中の大半が負の感情だった。

2年経って、今はかなり整理できるようになったと思う。

治療に協力的だった旦那や、連絡しない期間心配してくれた友人が居て、そして、程よく前向きでフラットな主治医に出会えたのでかなり早い段階で良くなったなと思う。

 

寛解してみて、寛解には二つだけ大事なことがあるなと思った。

一つ目は、医者マラソンしても良いので、信頼できる主治医に出会って、通い続け、言われた薬は飲み続けること。

本当に、医者によって全然違う。

元々処方されてた薬出すだけの医者も居れば、思い込みの激しい医者も居る。

それが良い人も居るんだろうが、私は一緒になって回復に向かってくれるような、忙しくても2-3分でも話を聞いてくれる医者が合ってた。

もう一つは、良くなりたいという意志を持つことだ。

「良くなりたい。バイトでも良いから、人と接することができて、自立して生活できるようになりたい」という、ゴール設定をしたことがかなり大事だったなって思う。

ゴールに向けて、解決しなきゃいけない問題が見えて、そこに向かって主治医とやっていくことができた。

 

今治療中の人達も、希望は捨てずに、たまにでもいいから前を向いて、頑張って欲しいと思う。