人の群れ。
群れの中で、大体の人は、内心で「自分より下が欲しい」と思っている。
私は一番下であることで、群れの一員としての価値を見出されてきた。
そして、一番下に押し込めて置こうとする圧力もあった。
普通にしていても、「ゆかりちゃんが髪サラサラなの勿体無いよね」「調子に乗っている」と罵られてきた。
でも、学校とか、そういう固定化された群れから離れて。
社会人になると、群れの中にいなくて良い、その群れから外れて良くなると思ってた。
だから、群れに属しているようで、より個が強くなって。
下に押し込めようとされることもあるけれど、反発して良いし、私は私でいて良い。
それで、群れの一員として認めてくれるならそれで良いし、認めてくれないなら群れを変えるだけだ。
そう思っていた。
でも、結局、人間の負の感情と向き合わない限り、どの群れにも必要とされないことが分かった。
どんな場所でも、人間の嫉妬とか、欲望とか、そういうものを考えて上手く立ち回らなきゃいけなくて。
人の負の感情を勘定に入れない私が浮くのはいつも時間の問題だった。
人間の負の感情を大事に物事を考えるの、なんか、嫌だなぁと思う。
汚いと思ってしまう。
鼻をつまんで、見ないフリをしたい。
そこに存在するものなのに。
人の感情を見ないでいたい、分かりたくない、そんな自分の感情を大事にしてしまう。
何でだろう。
人の感情と自分を切り分けて考えられない。
そして、嫌な感情にめちゃくちゃ否定的だ。
嫌な感情を抱く自分すら罰したくて、そんな感情を持つ都度、自分を傷つけることで解決していた。
本当は、自分や他人の負の感情を自然なものとして受け入れる他に道はないのに。
どうやって受け入れていったら良いんだろうな。
まず自分の負の感情を認めてあげような。
負の感情。
愛されてる人に嫉妬している。
私のこと好きになる人は見てくれしか見ていない。
人の感情が気持ち悪い。
親に認められたかった。
死にたい。
全員自分勝手だ。
クソみたいな人間の群れしかない。
クソみたいな人間ばかりだ。
自分もクソの一員だ。
そう思っていても良い。
大丈夫。
負の感情も認めような。
がんばってこうぜ。