彼氏は推しじゃない。
推しに少し嫉妬するみたいだが、推しでない。
彼氏は、どんな人も幸せにできるだろうし、どこからも欲される人材なので。
空気読めるし誰からも愛されるし職務をピッシリ全うして、期待以上に応えてくれる人で。
なんか、私じゃなくていいし、誰でもいいんだよな。
職場も多分どこでもやってける。
どこでも綺麗な花を咲かせることが出来る人。
もちろん弱さもあるけど、しっかり受け入れて、根を張って、ありのまま生きてる感じ。
友達は少ないけど、自分の作業を優先するために断ってるというか作ってない感じ。
すごい尊敬するけど、目指せないなって思う。
好きなのは居心地が良いから。
多分ずっと楽しいだろうな、笑ってられるし笑ってくれるだろうなと思うから。
花に例えるならかすみそう。
地味だけどどんな花にも合って引き立てる、そして主役にもなれる、痩せた土地でも育つ、かすみそうみたいな人。
かと言って推しではない。
コツコツやって何者かになれたらなったで良いって感じで、目の前に集中してる感じ。
より好きなものを、素敵なものを作るのを楽しんでる感じ。
素直で全く葛藤がない。
ように見えるだけかもしれないけど。
羨ましい、私はどうしても、評価が前提で物作りをしているから。やりたいことと評価のあいだの葛藤がある。
なんか、その中でも何とかやろうとしてるから。
推しに必要なものは葛藤と昇華?解脱?みたいなものなのかもしれんな。
葛藤はあるけどそれも飲み込んで行くパワーを後天的に身に付けた人というか。
花に例えるなら胡蝶蘭。
弱くて育てにくいし、支柱が必要だし、主張が強くて他の花にも合わせにくい。
でも、力強い花を咲かせるような。
そうなりたいし、そうしかなれない気がする。
本当は私も評価でなくて、私の好きなものを、好きなように作りたいし、楽しみたいよ。
彼氏みたいになりたいけど、なりたくないのは、葛藤は大事なものだって何となく思ってるからかも。
葛藤より楽しんだもん勝ちなのにね。