自分は特別だと思っていた。
目が覚めた瞬間から、私は他の人と違うと思っていた。
なんでみんな馬鹿なんだろう、少し考えたら分かることじゃん、なんで分からないの?と思っていた。
分かってて馬鹿なフリをすることが我々選ばれた人間の上手い生き方だなぁと思っていた。
そして、特別であるから特別な役割を果たさなきゃいけないしそれが義務だと思っていた。
いや、自惚れよ。
私が見えてる世界が全てでなくて、沢山の価値観があって、素晴らしい人は沢山いる。
そして、一番〇〇というのは特別かと言われれば特別ではない。
私は彼が特別だから愛してるわけでない。
お互い一緒に居て楽しい人を選んだだけで。
穏やかでいつも機嫌の良い普通の人でかつ、漫画好きなら誰でも良いんだよね。
学科の同期だけで2人は居る。
高校の同級生で5人居る。
別に軽いわけでないし、今の彼氏も一生この人と居たら幸せだろうなぁと思う。
特別な王子様を探してる女の子も居るけど、私もそうだったけど、結局全員普通の人なんだよね。
同じように私は誰かの特別でなくても愛されて良いし、特別にならなくて良い。
アインシュタインも大谷翔平も与えられた身体の枠の中で極めただけで、歴史を見渡したらまだ見ぬ凄い生命体がいるかもしれないし、普通だ。
誰もがみんな特別とか世の中で言われているから、苦しい。
自惚れが生まれやすいし、そして社会は冷たいから。
コンビニバイトや介護等誰でもできる仕事を内心見下してしまうのが辛くて堪らないから、介護職に就こうかなと思っていた。
自分も身を落とそうとか烏滸がましいことを考えて居た。
本心は、見下す根拠探して罪悪感を断とうみたいな。
なんかね、そうじゃないんだよな。
上手く言えないけども。
ただ、自分にできる範囲で精一杯楽しく生きれば良いんじゃないの。
彼らも私もどんな人も楽しくあろう喜んで生きようとしてるってことが一番なんじゃないのとか。
なんか、ちっせえ人間だったなって思うね。
特別な人も特別な仕事も特別な私も居ないし、何もかもが自然なんだよな(ガンジス川)