ゆかり徒然日記

鬱病から引きこもりにランクアップしたアラサーのブログ。

私に足りず彼に足るもの

私はプライドに支配されて生きている悲しき生物だ。

しかも、無駄なプライドだ。

「大工はバカのやる仕事」「中卒はみじめ」「しまむらはみっともない」みたいなことを言われて育って、選民思想と自分への楔が抜けきっていないのかもしれない。

全人類自由だぞと声を出して斉唱しようぜ。


そんな私に無くて彼氏にあるものは沢山あるが、やっぱり一番は「プライドの最適化能力」だ。


彼は余計なプライドを一切持たない代わりに、仕事人としてプロであることに全振りしている。

例えば、服は普通だし車も一般的な軽だし、仕事で目立とうと奇をてらったりはしない。

けれど、誰よりも仕事に対して真面目に向き合っている。

評価なんて一切気にしないで、良いものを作るためだけに、いろんな職人に会いに行ったり、一物件ごとに少なくとも10冊は本を買って勉強している。

聞くと「プロとして、お施主さんにも現場の人にも自信持って説明できて、プロとしてちゃんと自分の意見を持つために必要」らしい。あと「自分でやれるところまではやりたいけど、出来ないことを弁えているし、その道はその道のプロに任せる。職人カッコいい。」らしい。

常にベストな成果品を作ろうと尽くしているだけだから、誰に何を言われても凹まないし、自分のやるべきことに首尾一貫して迷いがない。トラブルにも強い。

邪念が無いからやってる感出さないで、誰にも気付かれないで黙々と勉強して黙々と良いものを作る。

たまに頑固に見えるけど、ただ良いものを作るために自分の意見はしっかり言う、ってのを徹底しているだけだ。

三者にどう見られたいって意識が全く欠如しているというか、めちゃくちゃど真面目に仕事をしている。

取引先や現場からの信頼も厚いのでリピーターが多い。


成果品も、どんどん歳を重ねるごとに知識が重なって良くなる。

自己プロデュース能力はゼロで、発信もしないし、プレゼンは無難だし、自分が納得するものを綺麗に並べているだけというか。私だったらこうするのに!みたいな惜しいところいっぱいあるんだけど、自己プロデュースなんてしなくて目の前に精一杯尽くすのが一貫してて良いと思う。

発掘するのは私やその道のプロがやれば良いと思うので。


私に対しても関係を良く保つことだけに全振りで、変なプライドで拗れない。私も相手が自然体だから自然体で居られる。

付き合ってすぐなので、猫被ってる面もあるかもしれないけれど、それも距離感測るためで、プライドからでは無い感じがして良い。


私もそのくらい、人目を気にしないで、変に気取らないで、今やるべきことに集中出来たら良いなぁと思う。


日建の模試なので、ブログ書かず法令集線引きするのがやるべきことでした。