苦しい時は弱いものの為に動けない時だ。
動機付けは、その人それぞれに最も動きやすいものがある。
色んな動機付けができる人ほど活発に動く人間だ。
わたしはほとんど動かない。
わたしはわたしの目標のために動かない。
わたしはわたしや強いものの利益の為に動かない。
わたしはわたしの信念のために動かない。
わたしは、世の公平や規律のため、わたしの慎重さのために動かない。
わたしは、誰か困っている人がいる時、助けを求められた時、弱いものがその状況に甘んじている時に動く。
何故ならそれを見て動かないことが苦しいからだ。
わたしはダメな人間だ。
何故なら目標も、信念も、企業理念も、そういうわたしや他人の決めたものに向かって動くことがままならないからだ。
だけれど、わたしは強い人間だ。
苦しむものの為ならば、他の何をも投げ打つことが簡単だからだ。
わたしの興味関心はそこかしこにあり、考え方も方向性もどれも定まらない。
興味関心や目標、自己実現の如何はわたしにとって価値が無いからだ。
誰しも、当人がどう解釈しても価値を感じないもののために動くことは苦痛だ。
わたしにとって唯一価値のある、人助けの為に動くときのみわたしの原動機は稼働する。
わたしは弱いもののために身命を賭そう。
ただ人であるわたしの全てを賭けて多くの人を助けよう。