閉ざされたコミュニティは優位で、開かれたコミュニティほど劣勢である。
小林・益川理論などの稀有な発見は、閉ざされたコミュニティの中で一つの外れ値について議論されて生まれたものだ。
閉ざされたコミュニティの中で何か世間と外れたものについて議論することが新しい発見に繋がる。
逆にオープンオフィスというか、シェアオフィスは流動性が大き過ぎてより意見が一般化されていくような気がするし、一般化された物事に価値はない。
発見の価値は特異性にあるからだ。
閉ざされたコミュニティで軸となる外れた価値観の持ち主のもとに、それについて様々な議論をしていくような環境こそ、特異性のある発見が育つような気がするし、自分自身の在り方についてもより深まるというか。
的を絞り、それに疑問を抱かず、ただ突き詰められる環境。
結局1人でいたって議論が行き詰まるので、固定化された専門性の高い人間関係の中で、同じような議論を繰り返して真理に近づいていくのが良いのかもしれない。
SNSは鍵をかけた方が良いし、大衆の意見は一般的な方に引っ張ろうとするけど、一般的なものが正解とは限らないし、一般的なものほど発見としては無価値なので。