ゆかり徒然日記

鬱病から引きこもりにランクアップしたアラサーのブログ。

金屏風っていやらしいよね。

国立新美術館がお休みだったので、そこから歩いていけるサントリー美術館日本画を見てきた。

京都智積院の名宝展。

長谷川派という、木の幹の躍動感が強めの作風の金襖、金屏風が多かった。

日本って黒と金の文化だなぁと思う。

漆も金も高いもので。

ヨーロッパが華やかで成金で、日本が質素で簡素みたいな偏見があったけど、見方によるなぁと思った。

 

普段使いしない人に見せる部屋に置く金屏風、金襖。

そんな感じなんだろうなと思う。

今も昔も成金は黒と金を愛している気がする。

 

昨日歌舞伎を見たが、見得を切っていた。

見栄を張るのと同じみえ。

自分のことや自分の動きを大きく見せたいのは、自分のためなのか客や相手のためなのか。

 

話は戻って。

戦後のものだが、印象派チックな洋風金屏風があって、合うなぁと思った。金と白飛びの絵。

軽やかな絵にこそ金が合う気がする。

金のチェーンは細いほど良い気がするし。

軽さがいやらしさを軽減するような。

 

逆に、海外の人は、洋画より日本画の方が金が似合うと思うのだろうか。

感覚によるのだろうか。

 

成り上がるまでは、自分を大きく見せた方が良いのかもしれないなぁと思った。