今日知った新しい言葉
最近よく「大愚和尚の一問一答」というYouTubeチャンネルを試聴する。
落ち着きたい時には和尚の話を聴く。
交感神経が落ち着いて、心のささくれがゆっくり馴染んでいくような感覚がある。
今日見た動画で、涅槃寂静、という言葉が出てきた。
人生は、命は、絶えず移ろって消えゆくものだ。
その絶えず移ろい死に向かう人生の中での、「至上の幸せ」とは「涅槃寂静」すなわち涅槃(悟りの境地)で寂静(静かで穏やか)に生きることだと言うのだ。
四法院という、仏教の4つの教えの一つに数えられている。
詳しくは動画をチェック。
外界に何かを求めるのでなく、内側である心の平穏が幸せになる道だという考えに深く共感した。
一切皆苦(世の中の一切、全て苦しみ)という言葉もあるように、自分の外にあるものは全て苦しみに繋がる。
誰かと共に生きることを目指すでもなく、何者かを目指すわけでもなく、目指すは自分の心が凪いでいることだ。
静かに心穏やかに居るために、どこに身を置くべきだろうか。
誰と共に過ごすべきだろうか。
どういう時間を過ごすべきだろうか。
何が必要で何が不要であろうか。
心持ちはどのように整えようか。
常に考えて居たい。
心乱すものが好きで、先行き不透明とギャンブルが好きなのは、激しい思考を放棄せざるを得ない状況を作り出すことで涅槃寂静を手に入れようとして居たのかもしれない。
いつかは何事があろうとも、何事もなかろうとも、初夏の揺蕩う湖畔のような心の寂静を得たい。